転職先で「できる」と思われるポイントをお伝えします。
今回は特に重要な「人間関係構築」についてです。最初のプレゼンターは。
おれっち、つむじの妖精 ジンに任せな
よろしく。良好な人間関係がないと仕事が上手く回らないよね。
できる人は人間関係の作り方も上手さ
実例を交えて大事なポイントを紹介します
有効な心理的アプローチ
良好な人間関係は仕事を円滑に進めるベース
ビジネスマンが抱える大きな悩みの一つに人間関係があります。
職場で円滑に仕事を進めるためにも、そして人生における幸福感を得るためにも良好な人間関係は重要です。
事ができる人は上司や部下、そして多くの人が「とっつきにくい」と感じている人ともいい関係を構築し、スムーズに仕事をしていると思いませんか?
仕昔から付き合いのある人に限らず、異動して全く新しい環境に入っても同様です。
今回は転職を決めたあなたに是非知っておいてもらいたい、仕事ができる人が実践している良好な人間関係の構築方法および考え方をご紹介します。
「実録」なので一般のビジネス書には書かれていない内容です。
急に付き合い方、接し方を変えると「何かあったのか?」と思われそうですよね。
しかし、転職を決めたあなたは違います。
今回お伝えする内容を実践することで、転職先の上司/部下/社内の関連部門/営業先で出会う人達と良好な人間関係を築いてください。参考にしてもらえるとうれしいです。
信頼関係をベースに存分にあなたの力を発揮してください
転職は人生を変える大チャンスだね
有効な心理的アプローチ
①相手の名前を呼ぶ
②相手の役職を呼ぶ
③相手の長所を具体的に自分の
言葉で語る
④影響力のある人に影響力を
行使する方法
上司/先輩との関係
⑤価値観を知りぬく
⑥決して侮ってはいけない
デコボコな上司
素晴らしいマネジメント
⑦上司でも先輩でも仲良くなって
自分の分身にしたらいい話
部下/後輩との関係
⑧若手に対する接し方
⑨部下との打ち合わせで
心掛けるべきこと
⑩優秀な部下に力を発揮して
もらう方法
苦手な人との接し方
⑪苦手な人から逃げたらどんどん
追いかけてくる話
⑫どれだけぶつかっても守るべき
ルール過去ぶつかった同僚、
今は戦友。
①相手の名前を呼ぶ
おれっちは必ずやってるぜ。なあ、ねじ男爵さん。
確かにそうだね。簡単かつ効果的。ぜひやってほしいです。
相手の名前を呼ぶ
「有効な心理的アプローチ」と題して、良好な人間関係を構築する上で知っておいてほしい人間の心理的な側面と、仕事を円滑に進めるために取るべき行動をご紹介します。
今回は基本中の基本、「相手の名前を呼ぶ」です。
人は名前を呼ばれると相手に好感を持つ生き物です。
これは「ネームコーリング効果」といい、名前で呼ばれることで相手に対して好感度が高くなる傾向がある心理効果です。
例えば、たまにしか行かない美容室の美容師さん、ガソリンスタンドの店員さん、ランチを食べる定食屋さん。自分の名前を知っているはずがないシチュエーションです。
そこで「●●さん、いつもありがとうございます」と声をかけてもらうとどう感じるでしょうか。
きっと何らかのささいなやり取りやきっかけで名前を覚えておいてくれたのでしょう。
「自分のことを覚えてくれていたんだ」と驚くと共に嬉しくなりませんか?
高級ホテルのホテルマンがお客様の名前を覚えるのも喜んでもらうためです。
社内の同僚の名前は呼ばない?
「社外はそうかもしれないけど、社内の同僚の名前は知っていて当たり前じゃないか」と思う方もいるかもしれません。
名前を知っていることは当たり前かもしれませんが、名前で呼ぶかどうかは当たり前ではないのです。
「今いいですか?」「1点相談したいのですが」「あの~」といった枕詞で話かけていませんか?
その前に「●●さん」と名前を呼んでください。
それだけで相手は悪い気はしません。コミュニケーションが円滑に進みやすくなります。
慣れると自然と名前が出てきますが、慣れないうちは意識的に接頭語として相手の名前を言うようにしてください。
名前を呼ばれて大喜びする、ということはないけどな
しかし確実にポジティブな印象を与えています
明日から、いや今すぐできること
相手に対して好印象を与えるのがこんなに確実で簡単なことはありません。
少し注意してみてください。
仕事ができる人は自然と実行しているはずです。
明日から、いや、今この瞬間からできることです。もちろん人間関係は難しいです。
だからこそ入口でつまづかないようにしたいものです。
また、意見や考え方は違ったとしても人対人としての関係性は悪くない、というベースを構築した上でお互いの意見をすり合わせていく。
そうすることで単に異なる意見をぶつけ合うだけの時とは異なる合意形成の道が見つかるはずです。
これから転職し、環境を変えるあなたは多くの人たちと出会い、関わっていくわけです。その人達に関心を持って、是非名前を呼んでください。
あなたの新天地でのスタートダッシュになればうれしいです
応援してるぜい
つむじの妖精 ジン
いたずら好きな風を操る妖精。大きな羽で風に乗り、空を飛ぶことができる。何の役にも立たないが、空中でバレリーナのようにくるくる回れる(スピンできる)ことが自慢。好きなものはかるた。嫌いなものは雷で、雷が鳴ると木の根元で震えている。
②相手の役職を呼ぶ
今回はおれの出番かな
砂漠の盗賊団 グリンチ!組織に属する君にぴったりかも
前回と同様、良好な人間関係を構築するために有効な心理的アプローチをご紹介します。今回も非常に簡単です。それは
「相手の役職を呼ぶ」です。
役職を呼ぶと相手に好印象を与える
相手の役職を呼ぶとなぜ相手から好印象を持ってもらえるのでしょうか。
相手の「自尊心」と「満足感」を刺激するからです。
オーナー社長の場合を除いて、ビジネスマンはすべからく一歩一歩階段を上って今の地位、役職に就いています。多くの苦労があったことは想像に難くありません。
いい時も悪い時もあった。もうダメだ、と思ったことも1度や2度ではありません。それらをなんとか乗り越えてきたのです。
「役職を他人から呼んでもらえる」それは自分が得た地位と役職を再確認すると共に、周囲の人間にもそのことを知らしめることにほかなりません。
うれしくないはずがないのです。
背景にどれだけの苦労があったか
うちのボス(ウギー)も「ボス」と呼ばれるとまんざらでもない感じ
社内と社外で使い分けが必要な場合もある
しかし1点、注意すべきことがあります。
会社によっては、社内では役職で呼ばず「●●さん」と「さん付け」で呼ぶよう推奨しているケースがあることです。
目的は社内のコミュニケーションを円滑にするため。
会社から与えられた役職に関係なく、遠慮なく言いたいことが言い合おう。そうすることで全員の知見を集めて経営を行うためです。
このような方針を採っている会社の場合はその方針に従いましょう。
役職で呼ばれて本心では嬉しいとしても、会社の方針と異なる言動については注意せざるを得ないのが上司というものです。
一方で、社外では遠慮はいりません。周りに人がいても、いや、周りに人がいるからこそ相手の人を役職で呼びましょう。
「私は部長だ」「私は課長だ」と自分で言う人はいませんが、あなたは「●●部長」「▲▲課長」と呼ぶことで自尊心がくすぐられて好意的に受け止められます。
念のため「これだけしておけばいい」という
免罪符ではないので。
あくまでコミュニケーションを円滑にするための入口として活用してもらいたい
人間は感情の動物
ほんの些細なことで人間の言動は変わり得ます。いい印象を与えることもあれば逆もあります。
どれだけ理知的で人格者であっても、ボタンを掛け違えると「あいつだけは許さん」と非合理的な「負の感情」を持ってしまうこともあるのです。
一度そうなってしまうと挽回しにくいのも人間です。
転職先で出会う人の感情を理解し、上手に行動することで良好な人間関係を築いてください。
人間は必ずしも合理的ではない。だから面白い。
ぜひ転職先で実践してください
砂漠の盗賊団 グリンチ
砂漠を移動するのに適した四足歩行のモンスター。普段はお調子者だが、ちょっとしたことですぐにくよくよする気弱な一面を持つ。お肉はじっくり焼いて食べるタイプだが、おこげは健康によくないと考えており、食べない。時間は必ず守る。
うちの子供の漢字テスト、点数倍に
習慣定着RPG ドラゴンスタディ
③相手の長所を具体的に自分の言葉で語る
疾風の剣士 スナイデル!
お互いを高め合うことで成長速度は速くなる
さすが「守の間」の師範代。門下生を育ててるだけあるね。それではいきましょう。
仕事をしやすい環境のベースとなるのは職場の人間関係です。
その人間関係を良好にするために知っておいてほしい人間の心理的な側面と取るべき行動について記載したいと思います。
今回は「相手の長所を具体的に自分の言葉で語る」です。
上司-部下、先輩-後輩、同僚同士。どのような関係でも同じです。自分が「いいな」「素敵だな」と気づいたことを気づいたタイミングで相手に伝えてみてください。
空気がよくなり、人間関係が良好になるでしょう。それはなぜか?
「相手の長所を具体的に自分の言葉で語る」という行動には人間関係をプラスにする多くの要素が含有しているからです。
人間関係をプラスにする要素
以下がその要素です。
・相手のことに関心を持ち、見ているということを伝えられる
➡相手の承認欲求を満たす
・人の長所を指摘するということは価値観の発露である
➡自分の価値観をオープンにしている点が相手に好感を与える
・ 自分の言葉で語っている
➡上から目線で褒めているのではなく、自分の言葉で語っているのがポイント。
迎合しているわけでもおもねっているわけでもありません。独立した個人の
意思を感じられて好印象を与えます
・自分の長所は本当は聞きたいけど聞けない
➡他人からどう見られているのかのフィードバックを得られて自信につながる。
そして指摘された長所は維持したいと考え、行動するようになる
・指摘した部分は長所としてポジティブに受け止められていることが伝わる
➡自分に好意的な人に対して悪い印象を持たない
・周囲にいるメンバーに対してもその人の長所を知ってもらうことができる
➡自分の味方をしてくれる人に対して悪い印象を持たない
・職場環境にポジティブな雰囲気をもたらすことができる
➡職場の空気が良くなる。悪口の多い職場は雰囲気が劣悪であることと反対
・周囲のメンバーに「ポジティブな雰囲気をもたらす人だと認識してもらえる
➡コミュニケーションが円滑になる
こんなにいいことが多いんです
やらない手はない。伸びるやつは自然とやっている
職場環境は自分たちで構築するもの
「相手の長所を具体的に自分の言葉で語る」ことには人間関係にこんなにも多くのプラス要素があるのです。
あなたにとっても相手にとっても職場にとってもいいことづくめ。まさに「三方よし」です。
仕事ができる人はすでに実行しているので、その実力と合わせて職場になくてはならない存在になっているはずです。
念のため、念のためですが、裏で陰口を言うのは論外です。
職場での飲みの席でも、悪口より「あの人のこんな点が素晴らしい」という話の方が絶対に盛り上がりますし、気持ちがいいです。
転職先がすでに素晴らしい雰囲気なら、あなたは違和感なく溶け込めるでしょう。
もし転職先がそうでなかったら、あなたが職場に来てくれたことで「新しく、さわやかな風」が吹くはずです。
職場環境は必ず良くなります。是非試してみてください。
そもそも相手の長所に気づける価値観を持っていること。それ自体が美徳だ。
常にそうありたいものです
それでは「守の間」に戻るとしよう
疾風の剣士 スナイデル
モンマルトル寺院で「守の間」の師範代を勤めるハーフエルフの剣士。目にも止まらぬ動きと踊っているような美しい剣技は味方に信頼感と安心感を、敵に恐怖と絶望を与える。装備する大剣は魔法力を帯びており、刃からぼんやり白い光が放たれている。正体が謎に包まれているため、「疾風」という異名で敵から呼ばれている。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
影響力のある人に影響力を行使する方法
私にふさわしいテーマだな
レアキャラ来た!モンスター軍No.2の悪魔神官セム
影響力をどう行使するか?ということは世界をどう支配するか?に通じている
それは物語の中でやって。では始めましょう。
影響量を行使する心理的アプローチ
ビジネスは多くの関連部門と連携しながら仕事を進めていきます。
自分のやりたいことを実現しようとする時、組織を巻き込む大きな動きになればなるほど合意形成は難しくなっていきます。
関連部門のキーパーソンにいかに納得してもらうか。味方になってもらうかが重要なポイントです。
円滑な合意形成をするため、影響力のあるキーパーソンに影響力を行使する方法をご紹介します。
心理的な部分を考慮することが必要です。
結論から言います。以下の3つのステップです。
・キーパーソンの意見を聞く
・キーパーソンの意見を最後まで聞き、自分の言葉で話せるくらい深く理解する。
わからないことがあれば何度でも質問する(熱意を示す)。
・理解した上で、自分の考えについてどう思うか?と意見を求める。
なぜこの3ステップが有効か?
人間は自分が唯我独尊だと見られたくない。許容できる範囲においてバランスを取ろうというバイアスがかかるからです。
対象の心理的傾向を把握するのは非常に大事だ
他人から「偏った考え方だ」と思われたくない
人間は面白い生き物です。
自分の意見を主張した後、頭ごなしに否定されたり別の考えを押し付けられると真っ向から衝突します。
冷静に見ると考え方に大きな乖離がなく、歩み寄りの余地がありそうなことでもいったん自分が主張したのです。
部下がいるかもしれませんし、周りも見ています。特に自分の役職が高い場合はなおさらプライドが許さない、という感情面が押し出てきます。
そうなってしまうと日を改めない限り、その場での合意形成は困難になるでしょう。
本質的ではないが、人間の行動に影響する一側面。
私の得意とする時魔法でも取り返しがつかない。
感情面が出てきても勝てる力の差があれば別だが。
心理的な余裕ができると許容性が増す
一方、自分の意見に敬意を払われていて、感心を持たれていると感じた場合は許容性が増します。
「あの人はワンマンで人の話を聞かない」「唯我独尊だ」と思われたくないからです。
そうです。バランスを取ろうとするのです。
「こういう考えについてどう思うか?」と意見を求められた時、自分の意見を主軸として枝葉末節の部分であるならば、多少の変更であれば受け入れてもよかろう。懐の深さを見せたい、という思いも出てきます。
よって「それはおおいにありだと思うよ」とか「それはやるべきだと私も思っていた」となり得ます。
度そういった発言が出たらしめたもの。今後は「言行一致」のバイアスがかかるため、自分の意見として実現させようとしてくれます。
そもそもキーパーソンと考え方が全く異なっていれば無理なのでご注意ください
キーパーソンを味方にすると強い
そうなると勢いの付いたドミノのようにあっという間です。
関連部門に大きな影響力を持つ「キーパーソンが言っている意見」なのです。
この意見に反論するということは、そのキーパーソンに反論するということを意味します。丁寧な説明は必要ですが、飛躍的に合意形成がしやすくなるでしょう。
最初から100%自分のやりたいことをやるのは難しいです。
影響力のあるキーパーソンの力を借りながら、少しずつでも自分のやりたいことを実現させましょう。
あなたにはさらに旧職場での学びという強みがあります。転職先で実践し、大活躍してください。
キーパーソンの意見に自分の意見を潜り込ませるイメージ
できる人はこの心理的アプローチを実行することでキーパーソンから学びつつ、やりたいことを実現させます。
さらにキーパーソンと人間関係を築けるという利点もあるだろう
次回、もっとやりやすくなるよね
暗黒神官 セム
頭脳明晰で実質的にモンスター軍を指揮するモンスター軍のNo.2。獄竜王 ラージャの参謀を務める。暗黒魔法を操る悪魔神官で、特に時間を司る時魔法を得意としている。味方を将棋の駒のように扱い、冷徹な判断で勝利を重ねる様は人間だけでなく、味方のモンスターからも恐れられている。
息子の漢字テストの点数UPした
習慣定着RPG ドラゴンスタディ
上司/先輩との関係
価値観を知りぬく
上司や先輩との関係に入っていきます。今回のプレゼンターは
わしじゃ。わしらと言った方がいいか。
四天王 ヒュードラ。モンスター軍の幹部が続くね。
わしらも生まれた時から四天王だったわけではないからの。
上司が持つ強い権限
企業に所属して仕事をするなら、避けて通れないのが上司です。
上司は会社の価値観や考え方を体現する存在としてより多くの権限が与えられています。
代表的なのが「人事権/評価権」です。
部下の働きや成果をどう評価し、処遇するか。上司が持っている強い権限の1つですし、それゆえに部下からすると上司の影響力は大きいわけです。
転職を決めたあなたにもほとんどの場合、上司がいるでしょう(社長として転職するなら別ですが)。
会社人生に大きな影響を与え得る上司とどのような考え方で接するべきでしょうか。
結論から言います。
「上司の価値観を知りぬく」です。
理由は2つあります。
・価値観を知らないと仕事上の成果が出せないから
・最低限、悪くない関係を築くため
ある事象を成果とするか、しないかは価値観次第
働いて対価を得ているということはプロです。
プロである以上、会社から求められているのは「成果を出すこと」です。
そしてある「結果」を「評価に値しない」と見るか「評価できる」と見るかは価値観次第なのです。
自分が勝手に「これは成果だ」と言い張っても、会社すなわち上司が「評価できない」と言えばそれは成果ではありません。
上司がある事象をどのように見ているか。何を価値とし、何を反価値、無価値としているか。
仕事中はもちろん、ランチを食べに道を歩いている時の雑談。夜飲みに行った時の会話。その日の朝、報道されていたニュースに関する意見。
自分が勝手に「これは成果だ」と言い張っても、会社すなわち上司が「評価できない」と言えばそれは成果ではありません。
絶対におさえておきたいポイントです。
上司の価値化を外すといくら頑張っても評価されない可能性があるからな
悪くない関係を築くためには価値観を知る
学生時代は気が合う仲間同士で付き合っていればよかった。もちろん大人になっても同じような関係はあります。
しかし会社においては、時に気が合わない人とも一定の関係を築く必要があります。上司-部下の関係がそうです。
どちらがいいとか悪いではなく、根本的な価値観が合わないこともあるでしょう。
そうした場合でも仕事で成果を生み出すためには円滑なコミュニケーションが必要ですし、ベースにあるのが一定の関係です。
「二人の価値観がどれだけ合致するか。どこにどれだけの差異があるか」を理解することで大人の関係、すなわち悪くない関係を構築することができるのです。
リンク:上司が価値基準を明確にすると良いことが3つある話
まとめ
以上、仕事ができる人が上司/先輩との関係構築の中で実践している「上司の価値観を知りぬく」についてお伝えしました。
もちろん、上司と「気が合う」「価値観が合致する」ならば最高です。
良好な関係は密なコミュニケーションにつながりますし、周囲へも波及します。
どんどん成果を拡大できるでしょう。
たとえあなたの転職先にいる上司がそうでないとしても、価値観を知りぬくことで最低限の関係を構築し、上司が評価する「成果」を出して大活躍してください。
上司と馬が合おうが合うまいが、価値観は知りぬくべきだな。
少なくとも会社という組織に属している限りはね
転職を決めた勇気ある者は高みを目指してほしいものだ
良いこと言うね。その通り。あなたのご活躍が楽しみです。
四天王 ヒュードラ
暗黒神官セムが誇るモンスター軍の最高戦力「四天王」のうちの1体。無敵の結界内にいる「極竜王 ラージャ」「暗黒神官セム」を解放しようとたくらむモンスター軍の総司令官。情報戦を重視しており、偵察隊や諜報活動に力を入れている。陰気な性格で人の秘密やうわさ話が大好き。本人は「仕事のため」だと思っているが、個人的な趣味であることは周りにバレている。
仲良くなって自分の分身にしたらいい話
ひっひっひー。あるあるの悩みだな
今回は君が手伝ってくれるんだね。四天王の使者 シャドシャド!
責任の範囲が広がるほど痛感するだろう
一人で大きな仕事はできない
「1人でできることは限られている」
言葉にすると簡単ですしその通りですが、身に染みて実感したことはありませんか?
自分ができることはいくらでもする。しかし1人では達成できなくて、どうすればいいんだ?と。その悩み、解決策があります。
「上司でも先輩でも、関係者と仲良くなって自分の分身を作ればいい」です。
転職先で新たな人間関係を築くあなたにピッタリの内容です
ぶち当たった壁
入社間もなく、営業として配属された時のことです。私は西日本地域の担当になりました。
各地にある営業所のセールスマンと一緒に販売店を攻略する(売り上げを上げる)のがミッションです。
いかにして販売店に自社商品を売ってもらうか。
お店担当者と商談をして、売り場をきれいにディスプレイする。お客様の目に留まるいい場所をもらう。売り場自体を増やしてもらう・・・。
記載するのは簡単ですが、競合他社もあの手この手で攻めてきます。思い通りに行くわけはありません。
「今忙しいから」とお店の担当者と話ができないことも少なくないです。
その中で、私の頭を悩ませた一番大きく、かつシンプルな問題はこれです。
「自分1人では、担当する販売店全部を巡回できない」
分身できたらいいのに
自分なりにベストを尽くす。
どのような結果であれ、学生時代から続けてきたことです。
ましてや自分で入社を決めた会社です。一生懸命取り組まないはずがありません。
担当地域にある営業所に単身で乗り込んで(出張して)とにかく行動です。
・営業所長へ挨拶し、自分を売り込む
・朝会で時間をもらってセールスマンに対して話をする
・会議に出席し、準備してきた資料を説明および意見交換
・セールスマンと一緒にお店回り
できることはやります。
しかし、担当する西日本の販売店は多数あり、とても回り切れません。
どれだけやる気があっても物理的な制約がある。
「分身できればいいのに」できもしないことを考え、途方に暮れていました。
どうしようもない制約だから
考え方を変えないと限界がくるわな
自分が分身できないなら分身を作ればいい
そう悩んでいる時、話を聞いてくれたのが会社のできる先輩でした。
この先輩とは担当する商品は異なっていますが担当地域は同じなため、基本的な業務の流れ、動き方は似ています。
出張先でその先輩と飲みに行き、悩みを打ち明けたところ、
「上司であろうが先輩であろうが、関係者と仲良くなって自分の分身を作ったらいい」と教えてくれたのです。
当時の私にとっては目から鱗でした。
仕事は決して一人でやっているのではない。各地の営業所にもたくさんのセールスマンがいる。セールスマンと仲良くなって、自分がやりたいことを代わりにやってくれる人ができたなら、自分がもう一人いる、つまり分身できたということだ。もちろん、仲良くなるためには信頼関係を築かなければならない。君の人柄や日頃の接し方/付き合い方次第で味方になってくれるか、そうでないかが決まる。全て君次第だ。という話をしてくれたのです。
視界が大きく広がったアドバイスだった
いい先輩に恵まれたんだな。ひっひっひ~。
努力の仕方が変わった
それ以降、自分1人で頑張るのでもなければ「これをやってください」と一方的にお願いするだけでもない。
「どうしたら自分がセールスマンの役に立てるか?喜んでもらえるか?」その上で「私のやりたいことにつながることはないか?」を考えるようになりました。
そうなると、セールスマンとしても自分のために何か役に立とうとしている若者を無下にはできなかったのでしょう。
よく声をかけてくれるようになりました。会話が増えると必然的に私の担当する商品についての話も増えます。
協力してくれる人が一人ずつ増えていき「あの店舗でこういう話をしてきてもらえませんか?」というお願いも聞いてくれるようになったのです。
まさに「自分の分身のように」です。
上司ともコミュニケーションを取って、自分の思い通りに動いてくれたならそれは「分身」です。
しかも自分よりもできることが多い上位互換!日頃の接し方や付き合い方がどれほど大切か、学ぶことができた経験です。
変な意味ではない「分身作り」。
即効性のある方法はありません。
転職先で過ごす1日1日のあなたの行動が分身づくりにつながっています。
転職先で分身を作って大きな成果を出してください
強いやつほど分身づくりがうまい。
分身がいるから大きな成果が出る。すると分身が増えてさらに成果が出る、というスパイラルに入ります。
四天王の使者 シャドシャド
四天王ヒュードラの部下。他人の影に潜むことができるので情報を扱う任務を得意とする。四天王ヒュードラは人の秘密やうわさ話を聞くことが大好きなので気に入られている。本当は人の影に潜むより、自分の足で歩く方が好き。趣味は日向ぼっこ。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
部下/後輩との関係
若手に対する接し方
若手に対する接し方ね・・・
魔法を操る偵察隊さかもとか。よろしくね。
一人でいるのが好きだけどな
仕事ができる人は仕事の成果を最大化するため、良好な人間関係を構築します。
対象が直接仕事に関わる上司や関連部門というのは想像に難くありません。
しかし実は、一番見落とされがちでかつできるビジネスマンの特徴が如実に表れるのが自分より年下、若手に対する接し方です。
結論から言います。奇をてらったものではありません。
「1個人に対する敬意を持ち、丁寧に接する」です。
同じことをするだけで得られる多くの果実
先輩や上司など、目上の人に対してほとんどの人が行っていることを自分より年下、若手に対しても同じように接するだけです。
それによって多くのことを得られます。
①相対する年下/若手社員から得られる敬意
➡この人は自分のような若手にも丁寧に接してくれる、すごい人だ。
②相対する年下/若手社員が将来影響力を持った時の良好な関係
➡自分がまだ若手の時からお世話になった。ああいう人と一緒に仕事をしたい。
③相対する年下/若手社員の上司との良好な関係
➡自分の部下に対してきちんと対応してくれた。ありがたい。
④やり取りを見ている周囲からの、人格的に優れているという評価
➡この人は自分より年下に対しても邪険にしない。人格的にも優れた人だ。
自然とできるようになればベストですが、そうでなければ意識的にでもやらない理由はありません。
あなたの転職先にも年下の後輩はいるでしょう。部下がいるかもしれません。あなたがどんな接し方をするか、周囲の人たちは見ています。
参考にしてもらえるとうれしいです。
簡単かつ良いことしかないということだな。
転職先で必ずやってほしいです。
若い頃に西日本を巡回して感じた3つのパターン
入社間もなく、営業職に就いた頃の話です。当時私は西日本の営業所を回っていました。
どのエリアに行っても、どう考えても、私が最年少です。右も左もわからない中、情熱だけを持って営業所で挨拶し、セールスマンと会話し、会議で発言します。
最若手である私に対して、いろんな対応があると気づきました。
パターンを3つご紹介します。
・気さくでフレンドリーに話をしてくれる人
・若手だからと明らかに軽視した対応をする人
・最若手の私に敬語で丁寧に接する人
この人できる!と感じた人
誰に教えられたわけでもありません。
当時の私が直感的に「この人、いい意味で油断できない」「できる人だ」と思ったのは③の敬語で丁寧に接する人です。
・人格面で言うと年齢は関係なく「人に対して敬意を持って接する」という姿勢が
身に付いているということ
・ビジネス面で言うと「余計なところでリスクを取らない」ということです。
リスクを取らないというのはこの最若手がもしかしたら「●●さんに邪険に扱われました」と上司に言うかもしれませんし、数年後、若手ではなくなった時のことを考えているのかもしれません。
ビジネス面に絞ったとしても、自分の仕事がやりにくくなる可能性を1%でも排除しているのです。②の人とは正反対です。
そして「この人はできる」という私の印象は非常に高い確率で合っていました。
①は一番会話しやすい対応です。気を遣って話しかけてくれたことも多々ありました。感謝です。
若い時のことってよく覚えていませんか?
良いことも悪いこともな。今の若手社員もそうだってことだ。
そういうこと。
今からでも遅くないか・・・
いまの経営幹部の立ち振る舞い
現実に戻り、経営幹部を見ると「なるほどな」と思います。「実るほど、首を垂れる稲穂かな」とでも言うのでしょうか。
社員に対して敬語で丁寧に接する人が多いように感じます。
胸を張って偉そうにできるのに、そうしません。そこには打算もあるのでしょうけど、品格といったものも感じます。
まとめ
自分より年下、若手に対して
「1個人に対する敬意を持ち、丁寧に接してください」。
繰り返しになりますが、特別なことではありません。先輩や上司など、目上の人に対してやっている同じことをするだけです。
それだけで多くのものを得られます。
①相対する年下/若手社員から得られる敬意
➡この人は自分のような若手にも丁寧に接してくれる、すごい人だ。
②相対する年下/若手社員が将来影響力を持った時の良好な関係
➡自分がまだ若手の時からお世話になった。ああいう人と一緒に仕事をしたい。
③相対する年下/若手社員の上司との良好な関係
➡自分の部下に対してきちんと対応してくれた。ありがたい。
④やり取りを見ている周囲からの、人格的に優れているという評価
➡この人は自分より年下に対しても邪険にしない。人格的にも優れた人だ。
新しい環境に飛び込むことを決めたあなたにぴったりの内容だと信じています。
是非周囲の人達と良好な人間関係を作って、大きな成果を出してください。
人はそれぞれ大切に、宝のように育てられてきたんですね
技術というより、1個人に対する敬意を示すということだな
その通りだね。忘れないようにしましょう。
魔法を操る偵察隊 さかもと
炎系の魔法が得意な魔法使い。身長が低いこともあって敵に見つかりにくいため、偵察隊に所属している。頭はいいが、ずる賢い性格で友達はいない。「性格の悪さが顔に出ている」とよく言われる。魔法だけでなくて実は剣術にも長けている。魔法使いだと思って安易に突っ込んでくる敵を杖に仕込んだ刃で切って落とすことにこの上ない喜びを感じている。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
部下との打ち合わせで心掛けるべきこと
部下との関係構築についてだね
今回はきみが手伝ってくれるんだね。地中の暴走族 うさもぐらん。
うん。早速進めるにゃ
仕事ができる人が実践している部下との信頼関係構築および業務効率化を同時に行う方法についてです。
私が上司から教えてもらったやり方で「これはいい!」と実感したので続けている内容になります。
新しい部下と仕事をすることになるあなたにもきっと参考になると思います。
結論から言います。
考え方/方向性を共有した上でディテールは任せる、です。
まず考え方/方向性を合わせる
部下と打ち合わせをする際、私が心掛けていることについてです。
何の案件にしても、まずは私の考え方と、持って行きたい方向性について共有するようにしています。
部下と認識が合わない場合は意見交換してイメージ合わせをします。
アウトプットする上で、ここが合っていないと一からやり直さざるを得ないからです。それでは時間も労力も無駄になってしまいます。
認識合わせができれば、あとのディテールは任せます。
考え方さえ合っていれば、見当違いのアウトプットはあり得ません
部下のやる気にもつながるにゃ
任せた方が主体性が増す
まかせた方が主体性が増す
自分のことを振り返ってみても、アウトプットを全否定されていい気はしないですよね?
逆に自分が一生懸命考えたものが実際に使われる、採用されるのは素直に嬉しいですし「次も頑張ろう」という気持ちにもなります。
部下も考え方さえ合っていれば自分の創意工夫が採用されることを知っているので、主体的に仕事に取り組んでくれます。
リンク:価値基準を示すといいことがある
先にアウトプットされたら負け
時に失敗することもあります。
部下に先にアウトプットされた時です。
「先手を打たれた!やられた!」と反省します。
基本的な考え方を合わせていないからです。
私の考え方と合致していればいいのですが、そうでない場合もあります。
その場合は大きな修正を指示せざるを得なくなります。
私は部下のアウトプットは非常に貴重だと考えています。アウトプットするに至るまでの「思考プロセス」「構成の検討」「表現の工夫」「それにかかった時間と労力」。アウトプットの背景がわかるからこそ、できるだけ無駄にしたくないのです。
「先に、先に」と前向きに取り組んでくれた部下には感謝です。私の働きかけが遅かったと反省です。
先手を取られるとドキッとしてしまいます
指示待ちでない部下も素晴らしいにゃ
貴重な「考える」時間を創出
可能な限り無駄な時間を減らして「考える」時間を生み出したいものです。
これは自分に言い聞かせていることです。
何か手を動かしていると仕事をしている気になってしまいがちです。
しかし重要なのは「事業をより良くすること」です。そのためには「考える」ことが不可欠です。
この時間を取れるからこそ、自分自身の活動の軸を構築することができます。
そして部下との打ち合わせの際に「私はこう考える。この方向に持って行きたい。なぜならば・・・」と明確に話をすることもできます。
それが部下の「考える」時間を創出することにもつながるのです。
できる人はこのようにして部下と信頼関係を構築しながら業務を効率化し、さらに先のことを考えることで事業をよりよい方向に持って行きます。
転職先で部下を持つ人もいるでしょう。
周囲/部下はあなたのことを「どんな人かな?」と見ています。
最初が肝心です。今回の内容を実践することで「この人はできる」と思われます。それが仕事のやりやすさ、そして成果につながることを確信しています。
考える時間は絶対に取ってほしいです
部下にとっても仕事がやりやすくなるにゃ
部下のやる気にもつながって言うことなし
地中の暴走族 うさもぐらん
穴掘りが得意で普段は地中にいる。おなかがすくと地上に出てきて木の実を食べたりする。夜行性で昼に寝て夜に活動する。寝る時は背中だけ地上じ出す習性があり、人や動物に踏まれたりすることがある。おへそを押されると「メェー」と鳴いてしまう。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
苦手な人との関係構築
苦手な人から逃げたらどんどん追いかけてくる話
わしが来てやったぞ
砂漠の暴君 ロドリゲス!ある意味ぴったりのテーマかも。
わしは苦手な相手、いないがな
仕事ができる人は周りを巻き込み、大きな成果を上げるために良好な人間関係を構築します。
今回は「ちょっと苦手だな」「必ずしも相性が合うわけではない」という人と、どういうスタンスでお付き合いし、人間関係を築くかという話です。
結論から言います。
「好きになって仲良くなる」です。
言うのは簡単ですが実際に私が苦しみ抜いた話でもあり、強く印象に残った事例です。
販売店のK部長
私が入社間もない頃、営業担当だった時の話です。私はある販売店の担当になりました。
商談窓口であるバイヤーはK部長という人です。
私の前任が転勤になったこともあり、引き継ぎはありませんでした。ご挨拶し、商談を行います。2、3回商談したらすぐに判明したことがあります。
弊社に何か恨みでもあるかのように、商談をしていても取り付く島がない。法外な要求をしてくるし、商談にならないのです。
いろいろと周辺から情報を集めてみると、私の前任者はK部長との商談、というよりも話にならないのでそもそも接点がなかった。
つまり弊社との関係が断絶していたのです。
おそらく、そのことがK部長の態度を硬化させた1要因だったと思いますが後の祭り。
なんと、会社は関係が断絶している販売店との関係修復、という難題をほぼ新入社員の私に託してしまったのです。
そもそも入口の時点で、会社がやってしまっているな
まあ・・・ね
逃げたらどんどん追いかけてくるぞ
私は頭を抱えました。商談に行くたびに、想定外の法外な要求をつきつけられるのです。
社内に持ち帰り、上司に相談すると「そんなことはあり得ない。どんな話をしてきたんだ?」となります。
それくらいの法外さです。
それならと上司に商談に同行してもらうと、なんとか話だけは聞いてもらえますが、商談は全く成立しません。
何度も足を運んで商談し、上司に報告し・・・を繰り返すことで、なんとか「K部長の弊社に対する態度」を組織として認識してもらえるようにはなりました。
しかし、根本解決にはなりませんし、担当は私です。
上司も毎回商談に同行できるわけではありません。悩み抜いている私に上司が言ったのが
「苦手な人から逃げると、どんどん追いかけてくるぞ」という言葉でした。
その時は上司も関係修復の困難さは理解してくれていましたが、だからといって売り上げが0になってもいい、というわけにはいきません。
なんとか活路を見いだせ、という意味の言葉だったと思います。
上司としては難しさは理解しつつも、部下に前を向かせるしかありません
わしなら上司に噛みつくかも
・・・組織にいる以上、お勧めはできない方法です
好きになるしかない
上司の言葉に妙に納得した私は「K部長を好きになるしかない」と思いました。
それから行動を変えました。
・まず商談の回数を圧倒的に増やす
・商談の中でできるだけたくさん雑談をしてK部長のご家族や趣味、考え方
などを理解する
・自分自身の経歴や考え、悩み事を伝えて私のことを知ってもらう
・電話やメールの頻度を増やして同じことをする
今思うと、本当に恋人に対するみたいに頻繁にコミュニケーションを取っていました。
するとどうでしょう。だんだん、会話が成立するようになってきたのです。
そして要求も厳しいですが、法外なものはなくなっていきました。「次は商談いつ来るんだ?」と好意的な印象で聞いてくれます。
そうなってくると全て上手く回り始めました。
コミュニケーションを取っているので商談の勘所がわかり、商談が成立する
➡商談が成立するから上司も私のことを信頼して権限移譲してくれる
➡上司が権限移譲してくれるからK部長から「会社の代表」と認めてもらえる
➡認めれもらえるから頼りにもされ、商談が成立する
いったん上手くいき始めると嘘みたいに良くなります
・・・なかなかやるではないか
「担当を変えるな」と激怒
頭を抱えていた時期からすると、嘘のような変化です。
K部長と大の仲良しになりました。
私は嬉しくて仕方がありませんでした。K部長との良好な関係をベースに、両社が納得できるWIN-WIN関係を築けたこと。目に見えて、大きな実績をあげられたこと。
そして何より、苦労を乗り越えた一連のプロセスに。
そんなある日、新しい年度が始まる3月のことです。上司から呼ばれました。何かと思いながら席に着くと「担当変更」です。
販売店との関係修復という困難なことをやり遂げたことを評価してもらい、さらに大きな販売店を任されるようになったのです。
嬉しいことではありましたが、寂しさもありました。
大変だったのはその後です。
上司と一緒に商談に行き、4月から担当が替わることを伝えると、K部長は激怒したのです。「なんで替えるんだ!?」と。
上司が必死に説明しますが、納得しません。
その日は帰り、上司がそのまた上司(部長)に報告します。
もちろん、担当は相手が決めることではないので決定は覆るわけではありませんが、何とかしなければなりません。
異例中の異例でしたが、なんと部長は手紙をしたためてK部長に送り、理解を求めるということになったのです。
最後の商談。お別れです。
K部長は納得したわけではなかったようで、ぶつくさ文句を言っていましたが最後に「頑張れよ」と気恥ずかしそうに言ってくれました。
私の大切な、大切な体験です。
新しい環境に身を置き、新しいビジネスパートナーと接することになるあなたにも十分起こり得る話です。
決して逃げず、好きになって仲良くなってください。そして大きな成果を出してください。
リンク:会社に必ずいる、とっつきにくい人との接し方
逃げれば逃げるほど、避ければ避けるほど関係性が悪くなり、やりにくくなるということだな
そうです。その対極の事例を紹介したわけです。
わしでもわかる。苦労しただろうな
苦労した分、喜びもひとしおです。
砂漠の暴君 ロドリゲス
「知の聖石」を守る中ボスの1人。「暴君」の名の通り、何でも自分の思い通りにならないと気が済まない。自分以外の誰かが苦しんでいる所を見るとワクワクしてしまうドS。イライラしたら砂漠の砂を殴り、気持ちをスッとさせている。いつか自分が四天王になりたいと考えている野心家であるが、実はインドア派であまりピラミッドから出たくない。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
どれだけぶつかっても守るべきルール「最初はぶつかった同僚。今は戦友」
今回は最初ウマが合わなかった同僚との話です。
そろそろわしの出番でごわすな
岩鬼・ガチロック。よろしくね
新しい職場に異動して仕事には慣れてきた。
でも「どうしても馬が合わない人」っていませんか?
できれば関わりたくないが、仕事だから仕方ない。最低限の挨拶くらいはするけど・・・と。
人間だから相性はあって当然です。しかし仕事で大きな成果を出すには周囲の理解、協力は不可欠です。
仕事ができる人は新しい環境でも円滑な人間関係を構築します。そう。転職を決めたあなたのようにです。
ただ、一筋縄ではいかない場合もあります。
今回は密に連携するべき同僚とぶつかりつつも、最後は戦友と呼べる関係を構築した話です。
ポイントは「どんな関係になってもお互いシャッターを閉めなかったこと」です。
最初は新しい仕事でお互い余裕がなかった
異動で新しい職場の責任者に就いた時の話です。
同じタイミングで、隣の部署の責任者(以後、Mさん)も替わりました。
それぞれ部署は違えど業務上の関係は深く、それこそ二人三脚で密に連携をしながら仕事を進める必要がありました。
私も、そしてMさんも、その業務に就くのが初めてで「右も左もわからない」状態だったことがそもそもの始まりです。
役割分担はあるものの、二人三脚です。本来はオーバーラップしながら進めるべきだったのでしょうが、何がなんだかわかりません。
わからないから、仕事がどうしても後手になる
➡後手になると仕事が増えるし、間違いも増える
➡間違えると「なぜ間違えたのか?」と衝突するし、修正に時間がかかる
➡修正に時間がかかると仕事が後手になる・・・
と悪循環です。
「はじめまして」と初顔合わせをしてから3週間後にはバチバチぶつかってしまいました。今思うと、本当にお互い余裕がなかったのだと思います。
苦しい時期でごわすな
そう。悪意はなくても余裕がないからどうしても・・・
お互いの得意な領域を見極めながら歩み寄る
地獄のような毎日です。
いまでもぞっとします。それでも、Mさんと私はわからないなりに「なんとかしよう」ともがいていました。
数か月も経過すると、お互いに「この辺りが得意で、あの辺は苦手だな」というところがわかってきます。
少しずつですが、Mさんと私は苦手なところを補完し合うよう、歩み寄ることができるようになりました。
苦しい時代を一緒に駆け抜けた戦友
一度流れが変わってくると不思議なものです。
お互いの領域がわかってきたこともあって、不必要にぶつかることもすっかりなくなりました。
業績が復調してきたことも手伝って、アフター5に酒を酌み交わすようになりました。部下たちは「こんな日が来るとは」と驚いています。
私も信じられない気持ちです。
お互い異動し、今は一緒に仕事をしているわけではありませんが、出張の際は必ず挨拶に行く間柄です。
苦しい時代を一緒に駆け抜けてきた戦友のような感情です。
シャッターを閉めさえしなければ
最悪だった二人の関係がここまで改善できた理由はいくつかありますが、最も大きなものを1つ挙げるとするならば
「相手に対するシャッターを閉めなかったこと」です。
お互いどんな険悪になっても関係断絶するような態度を取らなかったのです。
たくさん喧嘩はしましたが、最低限お互いの話は聞きました。
当たり前のように聞こえもんそ。じゃっどん、実は難しいことでごわすな。
会話のチャネルが通じていることの重要性が身に染みた経験です。
シャッターを閉める。関係を遮断してしまうと関係改善の芽が育ちようがありません。会話の門は常に開けておきましょう。
どうしても関係が良くない同僚がいるなら、是非試してみてください。必ず出口があるはずです。
シャッターを閉める人とは関係改善しなかったこともありました
勉強になったならいい経験たい。前を向いて明日も頑張ればよか。
岩鬼・ガチロック
「勇気の聖石」を守る中ボス。ゴツゴツした巨体からは想像しにくいが、なかなかの戦略家。デマバント山自体を自分の要塞とし、仕掛けを準備することで外敵からの攻撃を防いでいる。以前自分がやっつけた人間が語尾に「ごわす」と言っていたのを聞いてかっこいいと思ったので話し方をマネしている。
出典:息子の漢字テストの点数がUPした
学習習慣定着RPG ドラゴンスタディ
まとめ
仕事ができる人の「良好な人間関係の作り方と考え方」について述べてきました。
自分の生活時間の多くを占める、職場での人間関係は幸福感にも大きく影響します。
新たな環境に飛び込むあなたにとって特に重要な内容だったのではないでしょうか。
ご紹介したのは全て「実録」血の通った生きた教材です。是非参考にしてください。
最後にもう一度おさらいです。
有効な心理的アプローチ
①相手の名前を呼ぶ
②相手の役職を呼ぶ
③相手の長所を具体的に自分の
言葉で語る
④影響力のある人に影響力を
行使する方法
上司/先輩との関係
⑤価値観を知りぬく
⑥決して侮ってはいけない
デコボコな上司
素晴らしいマネジメント
⑦上司でも先輩でも仲良くなって
自分の分身にしたらいい話
部下/後輩との関係
⑧若手に対する接し方
⑨部下との打ち合わせで
心掛けるべきこと
⑩優秀な部下に力を発揮して
もらう方法
苦手な人との接し方
⑪苦手な人から逃げたらどんどん
追いかけてくる話
⑫どれだけぶつかっても守るべき
ルール過去ぶつかった同僚、
今は戦友。
あなたの転職先での大活躍をお祈りしています。応援しています!!